***
男子バスケ部と女子バスケ部の交流会。
かなりの参加人数になって、その中にもちろん菅原先輩もいた。
会場の焼き肉店に移動。
掘りごたつの席で、当然、私は爽の隣に座った。
同じテーブルに着席したのはみんな、女バス。
「ちょっとー、なんで男女で分かれてるの。交流会の意味ないでしょ」
せっかくの交流会なのに男女分かれて着席したことで、キャプテンが勝手に席替えさせた。
そりゃ、なんの指示もなく席に着かせたら男女分かれるでしょうよ。
ということで、爽と入れ替わるように女バスの先輩が隣に座り、目の前には男子バスケ部員が座った。
「あ」
それを見て、つい言葉を漏らす。
声に誘われるようにその男子が顔を上げたので、ばっちり目が合った。
「?」
相手は気付いていない様子。
私の向かいの席に座ったのは、時原だった。
それとなく目を逸らしてしまったけど、この前のことちゃんと聞けば良かった。
男子バスケ部と女子バスケ部の交流会。
かなりの参加人数になって、その中にもちろん菅原先輩もいた。
会場の焼き肉店に移動。
掘りごたつの席で、当然、私は爽の隣に座った。
同じテーブルに着席したのはみんな、女バス。
「ちょっとー、なんで男女で分かれてるの。交流会の意味ないでしょ」
せっかくの交流会なのに男女分かれて着席したことで、キャプテンが勝手に席替えさせた。
そりゃ、なんの指示もなく席に着かせたら男女分かれるでしょうよ。
ということで、爽と入れ替わるように女バスの先輩が隣に座り、目の前には男子バスケ部員が座った。
「あ」
それを見て、つい言葉を漏らす。
声に誘われるようにその男子が顔を上げたので、ばっちり目が合った。
「?」
相手は気付いていない様子。
私の向かいの席に座ったのは、時原だった。
それとなく目を逸らしてしまったけど、この前のことちゃんと聞けば良かった。



