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文化祭2日目。
今日の自由時間はどうしようかと1人で校内をふらつく。
女バスがみんなで一緒に回っているらしいから合流しようかと思ったけど、探している間にたまには1人でいるのも悪くないと思い始め、
気が付けばPTAのミサンガ作りの前で立ち止まっていた。
「やってみませんか?」
と声をかけられて、中へ入る。
普段は少人数授業で使われる教室が、綺麗な刺繍やイラストで飾りつけられており、数人の生徒と校外からの客が思い思いにミサンガを作っていた。
文化祭中とは思えない落ち着いた空間にホッとする。
案内されたのは、親子の隣。
楽しそうにミサンガ作りに励む親子の横で、居た堪れない気持ちになりながらもミサンガを編み始める。
思ったよりも楽しくて、いつの間にか没頭していた。
「お姉ちゃん、下手くそだね」
没頭しているからと言って、上手いわけではない。
「そんなこと……、あるね」
隣の小学生男子にバカにされて言い返そうと思ったけど、彼のミサンガと比べると確かにお世辞にも上手いとは言えなかった。
「ま、でも、気持ちがこもっていればいいんじゃない?」
「君、なかなかいいこと言うね」
知らない男の子に励まされた。
生意気だけど飾らないまっすぐさに自然と笑みが零れる。
文化祭2日目。
今日の自由時間はどうしようかと1人で校内をふらつく。
女バスがみんなで一緒に回っているらしいから合流しようかと思ったけど、探している間にたまには1人でいるのも悪くないと思い始め、
気が付けばPTAのミサンガ作りの前で立ち止まっていた。
「やってみませんか?」
と声をかけられて、中へ入る。
普段は少人数授業で使われる教室が、綺麗な刺繍やイラストで飾りつけられており、数人の生徒と校外からの客が思い思いにミサンガを作っていた。
文化祭中とは思えない落ち着いた空間にホッとする。
案内されたのは、親子の隣。
楽しそうにミサンガ作りに励む親子の横で、居た堪れない気持ちになりながらもミサンガを編み始める。
思ったよりも楽しくて、いつの間にか没頭していた。
「お姉ちゃん、下手くそだね」
没頭しているからと言って、上手いわけではない。
「そんなこと……、あるね」
隣の小学生男子にバカにされて言い返そうと思ったけど、彼のミサンガと比べると確かにお世辞にも上手いとは言えなかった。
「ま、でも、気持ちがこもっていればいいんじゃない?」
「君、なかなかいいこと言うね」
知らない男の子に励まされた。
生意気だけど飾らないまっすぐさに自然と笑みが零れる。



