妹を溺愛する兄が先に結婚しました

少し経って、ようやく落ち着いた。


「ほんと、ごめんっ。変なこと言った。ごめんなさい」


恥ずかしさのあまり俯いて顔を手で覆う。


落ち着いたら落ち着いたで、羞恥心が渦巻く。


「ううん。嘘……、ではないんだよね?」


「……うん。

でも、その……、時原の気持ちは知ってるから」


「どうして?」


「え?」


「どうして知ってるの?真崎も……、


真崎先生も」


「お兄ちゃんも……?」