「で、あの、なぜか今から私、尋問される感半端ないんですけど」


「そうだね。今から尋問すっから」


うっ。


放課後。


あれから学校はいつも通り平和に過ごせたというのに。


帰りのホームルームが終わって教室を出ようとした時、


なぜか、めぐちゃんに「初花、今からちょっといい?」と声をかけられて。


私は今、学校近くのファミレスに、めぐちゃん、ちーちゃん、しゅーちゃんと共にいる。


「とりあえず、これ食べてよ」


とめぐちゃんがニコッと笑ってテーブルに置かれたあるもの私の方に差し出す。


「カツ丼っ!!ではなく、パフェ!!」


取調べ、イコールカツ丼の時代は今、終わった。


私の目の前には、キラキラ宝石のように輝くフルーツチョコレートパフェがある。


控えめに言って、今すぐ食べたい。


「うん。ほら、とりあえず食べな」


めぐちゃんのその声に、ゴクンと喉が鳴って。


私はすぐスプーンを持った。


これから何が始まるのかわからないけど、とりあえずお腹が空いたので!!


育ち盛りのJKの食欲はバカにならないのだ。