「だから、こんなことになってすごく申し訳ないけれど、白井さんの友達にも協力してほしくて。俺が白井さんのそばにいられないときは彼女を守ってほしい。白井さんをひとりにしないでほしい。お願い、してもいいかな」
織くんがそう言って3人を見つめた瞬間、彼女たちの顔がボッと赤くなった。
まさか、織くんがそんなことをめぐちゃんたちに言ってくれるなんて……。
「織くん……」
「安心して、おり……柳瀬くん!それはもちろんだよ。例え柳瀬くんにお願いされなかったとしても全力でうちらが守るから!」
「うん!大丈夫!絶対初花を1人にしないから!トイレの個室にだって一緒に入るよ!」
「……しゅーちゃん、それはやめて」
と静かにツッコむ。
私のことを守るって言ってくれて、笑顔にさせてくれるのを忘れない彼女たちだから。
好きが溢れてしょうがない。



