「うん、すっごく大好き……って、え?!これ、もももしかして、私に?!」
「うん。白井さん専用のマグカップ、うちになかったから」
「なっ……」
嘘でしょ……。
織くんから……マグカップのプレゼントなんて。
……私もしかして、死ぬんかな?
なんでこんなことが起きてしまうんだ。
推しが、私にプレゼントをくれるって!
「……はっ、無理、嬉しすぎて心臓止まりそう……ていうか今ちょっと止まってます」
とその場で崩れるように両膝と両手を床につく。
「それは困るな。今から、俺ひとりで全部準備するの?」
「え!!そんなこと!!させませんっ!!」
「ふはっ、よかった」
なんて、またフワッと笑ってくれちゃうんだからね!!この推しは!!
織くん……私の扱い方わかってきてる?
さてはこの子、天然というか、あざといの方だな?好き。
「よーしっ!!織くん!!愛菜さんをうんと喜ばせる誕生日会にするよ!!エイエイオー!」
「おーっ」
と一緒に言ってくれる織くんがかわいすぎてまた頭を抱えそうになりながら。
私は、織くんからもらったばかりのマグカップにお茶を注いでから、
ふたりで誕生日会の準備に取り掛かった。



