ひとつ屋根の下、憧れモテ王子は甘い愛を制御できない。



「ステーキの絵、織くん喜んでたんでしょ?」


「……うん、多分」


「そういうの、私らにはないもん。……真面目に授業聞いてるし?」


「なっ、」


なにか良いこと言ってくれる雰囲気バシバシだと思ってたのに!!
油断した!!調子乗るとダメだ!!


「ははっ!だね。それに、初花が美味しそうにご飯食べるのもすごいわかる。お腹いっぱいでも初花が食べてるの見たら食べたくなるもん」


「え、そう?」


ちーちゃんの言葉に、すぐに口元が緩む。


「うん。初花にも魅力があるからこそ、織くんちゃんと初花とコミュニケーションとってくれるんだと思うよ。だから、私なんかがとか思わず!!」


なんだかんだめぐちゃんも嬉しい言葉をくれちゃうから、好きが溢れちゃう。