♧♡四季島家のメイドさん♤♢

まるで、昨夜の出来事が嘘かのようだ。


「体調はどう?」

「…ああ。平熱には戻ったけど、食欲はない。きぬゑさんにそう伝えておいてくれるか?」

「わかったわ。なにかあったら言ってね」


真奈美はそれだけ言うと、部屋を出て行った。


…おかしい。

昨日、あんなことがあったというのに、今朝はなにもなかった。


熱に浮かされて、俺が幻覚でも見たか?

と思ってしまった。