♧♡四季島家のメイドさん♤♢

しゃがみ込んだまま顔を向けると、同じ目線の高さのあいつと目が合う。


「今日だって、冬里や夏兄なんかといっしょに、文化祭をまわってほしくなかった」

「…急にどうしたの?そんなこと言って」

「わからねぇ?生徒会の仕事さえなかったら、俺がお前を誘ってたっつってんだよ」


そもそも、こいつのコスプレしたメイド服姿を、だれにも見せたくなかった。