♧♡四季島家のメイドさん♤♢

「…やっと見つけたっ」


肩をすくめる姿からでも、落ち込む様子が伝わってくる。


「もしかして、ヘコんでんの?」


そばまで駆け寄り顔を覗き込むと、そいつはぼうっと花火を見上げていた。

まるで、心ここにあらずといったような感じだ。


「…あたし、マルチーズとして見られてたみたいだし」

「夏兄から、マルチーズのモモの話…聞かされたんだ?」


俺の問いに、黙って頷く。