できることなら、夏芽からモカを奪ってやりたい。
モカをオレだけのものにしたい。
…だから。
「夏芽なんてやめて、オレにしろよ」
夕日を眺めるモカを、後ろから抱きしめた。
…このまま、離したくねぇ。
オレの突然の行動に驚いて、一瞬声が上擦るモカ。
「…待って、冬里くんっ。どうしちゃったの…!?」
「どうもしてねぇよ。オレ、お前みたいな女…初めてなんだよ。なにがあっても泣かねぇし、可愛げねぇし」
モカをオレだけのものにしたい。
…だから。
「夏芽なんてやめて、オレにしろよ」
夕日を眺めるモカを、後ろから抱きしめた。
…このまま、離したくねぇ。
オレの突然の行動に驚いて、一瞬声が上擦るモカ。
「…待って、冬里くんっ。どうしちゃったの…!?」
「どうもしてねぇよ。オレ、お前みたいな女…初めてなんだよ。なにがあっても泣かねぇし、可愛げねぇし」



