♧♡四季島家のメイドさん♤♢

時間を忘れて遊び回り…。

気づいたら、もう17時を過ぎていた。


オレは人混みを避けて、モカを校舎の屋上へと連れて行った。


沈みかけようとする太陽が空をオレンジに染め、どこかロマンチックな風景を醸し出している。


「そういえば、夏芽先輩…遅いね」


屋上に転がっていた石ころを蹴飛ばしながら、モカが呟いた。


その言葉に、胸がギュッと締めつけられる。