♧♡四季島家のメイドさん♤♢

「なんでもねぇよ!」


夏芽先輩にそう伝えると、冬里くんはあたしの髪をくしゃっと撫でた。


「がんばれよ、モカ」


まるで勇気づけるかのように、冬里くんはあたしの背中を軽く叩き、ニッと笑う。


冬里くんは悟っていたのだ。

あたしが今日、この花火を見ながら…夏芽先輩に告白することを。


そして冬里くんは、夏芽先輩と入れ替わるように屋上から出て行った。