♧♡四季島家のメイドさん♤♢

おじさんは、どんなマジックを使ったのだろう。

そして、あのメモ帳のような紙切れは…なんだったのだろう。


あたしがおそるおそる歩み寄ると、さっきまでの凄みはどこへやら、おじさんは頬を緩めて微笑んでくれた。


「やあ!キミが、宮野桃香ちゃんかい!?」

「そ…、そうですけどっ…」


あたしの名前を…知っている!?

あたしは、こんなおじさん…見たこともないのに。