「…どう?…って言っても、変だよね?」


手をもじもじとさせながら更衣室から出てきたのは、メイド服姿の紗和。

紗和は自信なさげだけど、本人が思っている以上に似合っている。


「紗和、めっちゃいい!あたしがオジサンなら、その初々しい感じがたまらなくて指名するっ」

「桃香、気持ち悪いこと言わないで。しかも、文化祭なんだからオジサンはこないでしょ」

「…そうだよね〜」