♧♡四季島家のメイドさん♤♢

その本田さんの話は、聞いていて胸くそ悪いもので…。

知らない間に、奥歯を噛み締めていた。


「秋都、もう話終わった?そろそろ行かねぇと間に合わねぇぞ?」


なんの事情も知らない男友達が、俺に話しかけてくる。

俺はそいつの胸に、持っていた音楽の教科書を押しつけた。


「わりぃ、急用ができた。俺の持って、先に行ってて」

「…はっ!?急用って…!?」


急用は、“急用”なんだよ!