あいつ、平気な顔してるし、そのへんの女よりかは図太いだろうが…。
だからこそ、いつか壊れてしまいそうで…なんかほっとけねぇ。
オレは国語の教科書を脇に抱えると、2年のクラスのある校舎へ向かった。
2年B組…。
確か、ここだったよな?
教室の前まで行くと、中から声が漏れていた。
「…宮野さん!また、教科書を忘れたのですか!?」
「は…はい」
だからこそ、いつか壊れてしまいそうで…なんかほっとけねぇ。
オレは国語の教科書を脇に抱えると、2年のクラスのある校舎へ向かった。
2年B組…。
確か、ここだったよな?
教室の前まで行くと、中から声が漏れていた。
「…宮野さん!また、教科書を忘れたのですか!?」
「は…はい」



