♧♡四季島家のメイドさん♤♢

あいつ、平気な顔してるし、そのへんの女よりかは図太いだろうが…。

だからこそ、いつか壊れてしまいそうで…なんかほっとけねぇ。


オレは国語の教科書を脇に抱えると、2年のクラスのある校舎へ向かった。



2年B組…。

確か、ここだったよな?


教室の前まで行くと、中から声が漏れていた。


「…宮野さん!また、教科書を忘れたのですか!?」

「は…はい」