後日、桃ちゃんに断りの返事をもらった。


僕を傷つけないように言葉を選んで、丁寧に頭を下げてくれて。


僕が、『兄弟の中で一番遊んでいる』とでも吹き込まれたかな?

間違ってはいないけど。


たけど、短い間ではあったけど、桃ちゃんのことを本気で好きだったのは確かだよ?


敗因は、初めに桃ちゃんを落としてやろうと、いつもみたいなゲーム感覚でいた僕のせい。