あのまま僕が桃ちゃんの部屋に居座れば、噛まれてたっておかしくない。


本当にこわいのは、秋都…キミだよ。



だから、秋都が部屋にきた時点で、桃ちゃんの答えは予想がついていた。

きっと、秋都になにかを言われたのだろう。


「は…春陽さんの気持ちは、そのぉ…うれしかったんですけど。あたしが春陽さんみたいな人と釣り合うわけないし…。春陽さんにはもっと素敵な人がいると思うので…、ごめんなさいっ」