♧♡四季島家のメイドさん♤♢

桃ちゃんの顎をクイッと持ち上げて、その瞳を捉える。


桃ちゃんの困ったような表情が窺えた。


…困ったのは、こっちだよ。

まさか、年下の桃ちゃんに僕が告白させられるなんて。


桃ちゃんは、眉間にシワを寄せて考えている。

僕になんて返事をするか、こんなにこわい顔をして考えてくれてるっていうのに…。


…ダメだ。

僕が、この告白後の重くて独特なムードに耐えられない。