「会長。またあちらで、女子たちが揉め事をしていますが…」


2年の生徒会メンバーが、俺のところまで報告にきた。


修学旅行中は、生徒会業務から離れたかったのに、だれだよ…俺の優雅な時間を侵すヤツは。


仕方なく目を向けると、浅瀬に設置されたヴィラのところで、5人の女子が固まっていた。


なにかに気づいて目を凝らすと、その中の1人が…あの地味女だった。