♧♡四季島家のメイドさん♤♢

「ありがとうございます!」


…よかった。

見た目は怖そうな人たちだけど、案外中身はそうでもないのかもしれない。


少しずつでも借金を返す姿勢を見せたら、きっとわかってくれるに違いない。



しかし、次の日もその次の日も、バイト先は見つからなかった。


借金取りの2人は、毎日のようにアパートに張りついて、あたしの帰りを待っている。


「おかえり、お嬢ちゃん。待ってたよ〜」