♧♡四季島家のメイドさん♤♢

そう思っていたのだけれど…。


「…え?お嬢ちゃんが返してくれるの?この額をっ?」


スキンヘッドのほうが、背広の内ポケットから1枚の紙を取り出した。


それは、『借用書』と書かれた紙きれ。

そこに書かれていた数字を見て、一瞬目が点になる。


…やたらと、0が多い。


一、十、百、千、万…。

十万、百万、千万……。


「にっ…、2千万円…!?」