♧♡四季島家のメイドさん♤♢

「父がご迷惑をおかけして、すみません…!」

「いやいやっ。お嬢ちゃんに謝られても、残念ながら一銭にもならねぇんだよ」

「そうそう。謝罪の言葉じゃなくて、借りたお金を返してほしいだけ。きっちりと耳揃えてな」


トサカ頭がサングラスを下にずらして、吊り上がった細い目で睨まれた。


「もし、お支払いできる金額であるなら、今お返しします!おいくらですか?」


もしかしたら、あたしで返せる金額かもしれない。