【短編】コンビニ


****


今日は文化祭。
僕にとっては嫌な年間行事の1つ。

協調性がないわけではない。
任された仕事はするし嫌だからと欠席もしない。
ただ賑やかなのが苦手だ。


午前中の担当を終えて
僕はいつもの場所に行くことにした。



別館の中庭のベンチ。
そこは人もあまり通らなくて穴場なのだ。

「カケル、僕は担当終わったから後よろしく」
「おう任せろ!」


一応友達であるカケルには声をかけ
早々とベンチに向かった。











「え…」