もうこんなケガさせないから許してと言っても、許してくれないのかな。



なんで、私ってこんなことを毎回してしまうんだろう。


もう二度と同じことをしないと思っていても、どうしても同じことが起こってしまった。私はどこかおかしいんだ、きっと。



私の体にも、少しばかり血が付いていた。

だけど、今はそんなことどうでもよくて、ただただ自分がそんな風にさせてしまった彼が、元気に元通りになってくれればいいと思っていた。



ウーウーウーウー、と、どこからかサイレンが鳴って私の事を捕まえに来ているような気がした。