けどそれは欲張りだ。これからもずっとなんて、言葉にしたら重すぎる。
誕生日に行きたい場所に連れていってくれて、食卓を囲んでくれて、隣に居てくれる。
もう充分なくらい与えられてるのに、助けられてるのに、もっと欲しがるなんてバチが当たるとあかりはその考えを頭の片隅に押しやる。
その後、ケーキまで食べて満腹になり、食後の紅茶を飲んでいると、席を立っていた総一郎がソワソワしながら何かを背中に隠し持ってきた。
あかりは様子のおかしい総一郎を首を傾げながら眺める。
「あかり、誕生日おめでとう」
頬を赤くしながら、総一郎は綺麗にラッピングされ、リボンの巻かれたプレゼントをあかりに差し出す。
あかりはまさかプレゼントまであるとは思っていなかったので、キョトンと目を大きくした。



