二人っきりの誕生日手巻き寿司パーティーは大いに盛り上がった。
総一郎の脳内にあった手巻き寿司パーティーの具は海鮮を占めていたが、テーブルに並んだ具材はそれだけでなく、焼肉やスパムにキムチ、納豆にツナマヨにチーズにレタス、ウインナーに小さくカットされた唐揚げまで。
「からあげとか焼肉とか、おかず?」
「んーん、違う。巻きます」
「巻く」
「手巻き寿司パーティーとは、別名なんでも巻いていいパーティーです」
「なんでも巻いていいパーティー」
総一郎の目がきらめく。
二人はそこからなんでも巻き巻き美味しい美味しいで大いに楽しいパーティーをした。
総一郎は特に焼肉キムチが美味しかったらしく、目を輝かせていた。
総一郎はいつもたくさん食べるが今日はより食べ、あかりはうっとりとそれを眺めていた。



