世話好き女子がクーデレ男子を愛育した結果 1





 そんなこと言われたらたくさん食べよう。いつも以上に食べよう。
 総一郎は心の中で勝手に決意した。


 あかりの小さくて柔らかい手をギュッと握ると、あかりは自分より高い位置にある総一郎の顔を見上げた。
 頬が赤らみ、その表情がいつもよりもっとずっと可愛く見えて、総一郎は困った。


 さっきまで元気だったのに、突然しおらしく女の子らしくなる。ギャップがいい。


 あかりが可愛くて嬉しいことは今までたくさんあったが、困ったのは初めてだった。
 これ以上可愛くなられるの困るな、と総一郎は真剣に考えた。