結局、あかりと総一郎が隼也と別れたのは夕方だった。
あの後結局ボーリングまで楽しんでしまったからだ。
「またなー!」
「またねー金井くーん!」
朝出会った河川敷で、大きく手を振りながら走り去って行く隼也を二人は見送る。
「あかり、楽しかった?」
「楽しかったよ〜。こんなに楽しい誕生日で嬉しすぎる」
「よかった。じゃあ、帰りにケーキ予約してあるから取って帰ろう」
「うん! ありがとう」
「夕飯、ほんとにあかりが作るでいいの? 誕生日なのに」
「いいんだよ。私が作ったものを総一郎くんが美味しく食べてくれるのが誕生日プレゼントみたいなものだもん」
総一郎の気遣いを笑顔で断るあかりの理由が、ブレない世話好き加減で総一郎は悦る。
可愛い。誕生日にまでお世話しようとしてくれるあかり可愛い。



