「隼也、なにあかりに頭下げさせてんの? は?」
「あかりさん今すぐ頭を上げてください。こんな男に下げる頭なんて持たなくていいんです」
「こんな男て」
「だって、総一郎くんを連れて帰られたら、私寂しいもん」
寂しいもん。
その一言で総一郎は隼也にヘッドロックを掛けようとした動きを止めた。
そして、ぶわりと周りに花を咲かせた。
けど、そうさせた本人は別に総一郎をはわわさせようとしたわけではないのが天然すごい。と隼也は思った。
「さ、寂しい? あかり寂しい?」
「うん……寂しい」
「あかり可愛い……」
いや確かに可愛いけどそうじゃないだろ。マジで気付け恋愛感情に。
流行りの塩顔イケメンな総一郎だが、中身がいかんせんアホすぎる。



