世話好き女子がクーデレ男子を愛育した結果 1





「そういえば、俺今日聞きたいことがあったから来てるんです。あかりさんいいっすか?」
「……あ、そうだったね」



 あかりは隼也の言葉でやっと、今日二人を招いた理由を思い出す。
 そう、聞きたいことがあるならこの食卓手間聞くと言ったんだ。


 あかりが頷くと、隼也は話を続ける。



「ぶっちゃけ、二人の関係ってどんな感じなんですか? 本当にあかりさんがお世話してるだけ?」



 この質問に、清谷はあかりを見つめる視線を強くする。
 そして総一郎は、二人の関係? と首を傾げた。恋に無自覚だから理解が追いついていない。


 あかりはそれを聞き、一瞬黙る。



「(え、私達の関係……? 最初は総一郎くんをお世話してるだけのつもりだったけど、最近なんだかスキンシップも増え過ぎてるし、ただの同居人から進化してはいるんだよね……)」



 あかりは総一郎に抱っこされたりちゅっちゅされたり可愛い可愛いされ、それに対して満更でもないし照れちゃうし心がムズムズするこの気持ちがなんなのか上手く理解できない。


 首を傾げるあかりに、隼也は内心しめしめと思う。
 隼也には思惑があった。
 この質問であかりの気持ちを確かめてしまおうと思ったからだ。


 体育館で抱っこされていたあかりの様子は明らかに満更ではなかったし、ここではっきりさせて清谷に諦めてもらおうと思ったのだ。


 しかし、そんなに上手くことが運べばこの二人は既にくっ付いているはずだ。