ストーカーって言葉、知っていますか?澄くん!!

「すみれちゃん……。」

「小田巻くん……。どうしたの?」


昼休み。

今日もいつも通り、私は階段で神宮寺くんを待っていた。


すると、先客がいたのだ。

今までに見ないくらい真剣な様子で立っていた。


「すみれちゃん、気をつけて。」

「えっ?気をつけてって、何を?」

「それは_、」

「すみれちゃんと‥‥‥、小田巻?一体どうしたんだ?」


そう言いかけた言葉は、神宮寺くんが来たことで止まってしまった。


「いや、なんでもない。」


そう言ったきり、小田巻くんは立ち去って行ってしまった。


「何だったんだろう?小田巻くん。」

「何か言われたの?」

「いや、何も‥‥‥。」


ただその『何も言わなかったこと』が不吉なような気がした。