君に愛を伝えたい

のぼせてなのか、まだ恥ずかしさが残っているのか顔を火照らせて乙葉は風呂から上がってきた。

「次、いいわよ。」

乙葉がこの家に来てから2日がたった。

今日を超えてしまえば、あと四日で乙葉は死ぬ。

冷蔵庫を開けて飲み物を飲む乙葉を見て、どうしようもなく乙葉の体温が欲しくなる。

グッとその衝動をこらえても、自分の無力さに腹が立つ。

肝心な時に逃げることでしか乙葉を守ることなんてできない、本当の意味で乙葉を、助けることなんて出来ないんだ。

気づけばきつく握りすぎていた手のひらから少し血が滲んだ。

こんな痛みより、乙葉の方が痛いのに。

どうしたら、俺は乙葉を救えるんだろう。