君に愛を伝えたい

そんな私の心情を察したのか、葉月切ない顔をして私の頬に手を当てた。

長い間そうしていると、葉月はよしっと言って立ち上がる。

「今日の朝ごはん、俺が作るから楽しみにしてて。」

「…えっ、葉月、料理できないんじゃ…?」

「ま、まぁそうなんだけど。こんな状態の乙葉に作らせる訳にも行かないし」

照れくさそうに言う葉月に、胸の内が暖かくなっていく。

(ほんと私、葉月に救われすぎだ。)

慌ただしい手つきで料理をする葉月、どんな葉月も、何より愛おしい。

でも、きっと私がいなくなったあと葉月は違う子と一生を共にするはず。

あぁ、やだな。葉月を渡したくない。

死にたく、ないな…。