君に愛を伝えたい

勢いよく立ち上がって台所に行く。

(ほんっとに恥ずかしい!なんで起きてるの?てかなんで起きちゃうかな!)

怒りが収まらないまま包丁を取りだす。

ークラっと目眩がして、包丁がカラン、という音を立てて床に落ちる。

「っ!」


『アンタなんかいらない!』

『お前が生まれたからあの人がいなくなった!』

『早く消えろ!』

苦い記憶がフラッシュバックを起こす。

いたい、いたい。…たす、け

「乙葉!」

気を失いそうになった時、後ろから暖かい体温を感じた。