隣の住人。





1番先に目に入ったジェットコースターに乗って、とりあえず私の目を覚ました。




最高だった…

快感すぎて、『もう1回』と謙人を誘った。



目を覚ます程度で乗ったやつが楽しかったやつ。

1日これに乗ってていいレベルで楽しすぎた。





世の中の学生はだいたいが冬休み。

それに、クリスマスが近かったからか恋人は多いし、待ち時間は凄かった。





でも、謙人とだったら不思議と待ち時間も苦ではなかった。

恋人って、こういう待ち時間で1番喧嘩しやすいと言うし、私も元彼と経験済み。





けど、

私たちはむしろ仲が良かった。




ただ、1番の難点は寒いこと。

ここに誰もいなかったら、謙人に抱きついて暖めてほしいけど…そう簡単にいかない。




「次、何乗る?」


と、

パーク内の案内図を見ながら話していた。




なかなか広くて、案内図を見ただけで目が回りそうな勢いだったけど…それさえも楽しかった。