きらめく星と沈黙の月~番外編~

「昨日先輩に飲みに付き合わされてさ…。ごめんな。そろそろ起きるから」


だからそんなに眠そうなんだ。


「別にもっと寝ててもいいよ。お出掛けはまた今度にしよう?」


眠たい体を無理に動かさせるのは気が引けるし。


人付き合いなら仕方ない。


「んー、じゃあ桜子も一緒に寝よ」


「私は眠くないもん。友達でも誘ってランチしてくるよ」


「じゃあ俺と出掛けよ。起きるから」


友達と出掛けることを提案した途端、シャキッと起き上がる。


昔から変わらず素直だ。


「昼間からやってるレストラン行くか。よくしてくれてるレストランだったら予約せずに通してもらえるだろうし」


「じゃあそうしよー」


碧クラスになると、顔パスで入れる高級レストランが多々ある。


最初は高級レストランなんて身の丈に合わないと思い萎縮していたけど、案外慣れるものだ。


おかげさまでテーブルマナーも身についた。


碧と比べて自分の年収が少ないからコンプレックスだったけど、同棲してしまえばそんなの関係ない。


すごくいい生活をさせてもらってるなと感謝の気持ちでいっぱいだ。