韮山が連絡を返し、なんとか事なきを得たのを見届けて自分の仕事に戻った。
「伊丹、飯行こ」
「んーこれ終わったら」
後ろからかかった声に返した。カラカラと椅子が近付き、横から感じる視線。
「前言撤回する。まだ時間かかる」
「いーよ、待ってる」
「……あっそう」
井花はあたしのデスクの上に転がる動物フィギュアたちを弄り始めた。
一個300円のガチャガチャで、出先である度に回している。グラスの淵に引っ掛けられるように出来ている。
元々ペン立てに引っ掛けていたけれど、数が多くなって転がっている始末。
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