ほっと息を吐く。
「ありがとうございました」
茅野が深々と頭を下げた。
「いや、韮山にきちんと謝らせる」
「うん。きちんと謝ってもらいな」
口々に言った。
「おはようございます、ご迷惑をおかけしました!」
フロアに現れた韮山が開口一番に謝る。
あたしと井花が噴き出し、茅野が顔を上げた。
「伊丹さんと井花さんのコンビネーションで先方はなんとか待ってくれそうです。でもすごく怒ってました」
「うん、すごく怒ってた」
「韮山くん、頑張れ」
「出社して早々帰りたくなってます!」
「仕事しろ……」
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