さっきまで祝いだと感じていた周りの視線も、同じように私の背中に突き刺さっている。


一体何が起きているの?



「レティシア・ウィルド、貴様にはこれまでの行いを償って貰う。私の慕うサラ・アルテニー嬢にした数々の行い――決して許されることではない。よって……私との婚約を破棄、その上国外追放とする」



楽しくなるはずの誕生日パーティー。


主役のはずのわたくしは、愛する人から見放され、断罪された――。