そこには夜空いっぱいに星が敷き詰められていた。



1つ1つが眩しく輝く綺麗な星が。
「綺麗…」
「でしょ?」
「いつもこれ見てたの?」
「うん、音楽室って4階で端っこだから凄く綺麗に見えるんッすよ」
私達はそのままただ空を見続けた。
沈黙も嫌じゃなかった。





♪~
成川悠里のスマホが鳴った。
「もしもし?」
『ゆーりー!』
そこからは甲高い女の声が聞こえた。