『…………あ、起きた?』

「わあっ、は、はいっ、」

『…………おはよう。』

「お、おはようございます、」


雪村さんは相変わらず気だるげで

冷蔵庫を開けながら、こちらを振り返った。


『なんか飲む?つか、そろそろ準備しねぇと遅刻するけど。』

「えっ、わあ!!なっ、なんで雪村さんはそんな余裕そうなんですか、」

『僕別に遅刻とかどーでもいいし。』