あの日、雪が降っていてよかった。【完】

自分のことなんかより

雪村さんの試験の結果が気になってしまって

私は小声で仁さんと忍さんに聞いた。


『あの感じは大丈夫だったっぽいよー?多分、』

「そ、そうなんですか…?」

『うん。完全にやり切ったって顔してるし、』

「………よかったぁ…、」


これでもしだめだったら、完全に私の責任だ。

忍さんの言葉に、ほっと胸を撫で下ろすと

机に突っ伏していた雪村さんが

むくっと起き上がった。