「ジャンヌ、お前殺されるぞ!!王に刃向かうようなこと言って……何やってんだよ!!」
「私、こんな世界嫌だよ!同じ人間同士なのに憎み合って、争って、何も知らない子どもまで犠牲になる……。そんなのもう、耐えられない!世界を変えたいの。誰もが違いを認め合って、幸せに笑って暮らせる世の中に」
アーサーがどれだけ説得しても、ジャンヌの心を止めることは不可能だった。ジャンヌの言葉に心を動かされた人たちが集まっていき、平和を訴える。だがそれは、多くの人間を敵に回すということになるのだ。
「アーサー、お待たせ!敵が多くて気絶させるの大変だったよ〜。革命軍のみんなが助けに来てくれなかったらヤバかったかも」
待つこと数時間、ようやくジャンヌが待ち合わせ場所にやって来た。所々服は破れ、怪我も負っている。アーサーは胸が騒ついたものの、フイッと顔を逸らした。
「何がヤバいだよ。お前が自分で蒔いた種だろ?」
「うん、そうだね……」
そう言うジャンヌの声は、どこか寂しげだった。
「私、こんな世界嫌だよ!同じ人間同士なのに憎み合って、争って、何も知らない子どもまで犠牲になる……。そんなのもう、耐えられない!世界を変えたいの。誰もが違いを認め合って、幸せに笑って暮らせる世の中に」
アーサーがどれだけ説得しても、ジャンヌの心を止めることは不可能だった。ジャンヌの言葉に心を動かされた人たちが集まっていき、平和を訴える。だがそれは、多くの人間を敵に回すということになるのだ。
「アーサー、お待たせ!敵が多くて気絶させるの大変だったよ〜。革命軍のみんなが助けに来てくれなかったらヤバかったかも」
待つこと数時間、ようやくジャンヌが待ち合わせ場所にやって来た。所々服は破れ、怪我も負っている。アーサーは胸が騒ついたものの、フイッと顔を逸らした。
「何がヤバいだよ。お前が自分で蒔いた種だろ?」
「うん、そうだね……」
そう言うジャンヌの声は、どこか寂しげだった。


