8月25日(後編)

ーー誕生日…

どうやら昼過ぎから大雨になるらしい。


だけど、どう見ても今の天気から大雨には繋がらない。

晴天そのもの。


窓からテレビに視線を戻した時だった。

ピンポーンと鳴り響いたチャイムにドキッとする。

モニターを見るとそこには「朝陽?」の姿が。


急いで玄関を開けると「よっ!」と朝から眩しい笑顔の朝陽が立っていた。

「どうしたの?」

「誕生日だからケーキ買ってきた。朝一から並んだんだよ」


と朝陽の手にはケーキの箱が見えた。


「わざわざよかったのに…。でも、ありがとう」

朝陽の気持ちは痛いくらい嬉しい。


「昨日からおばさんいないんだって?」

「あ、うん。お父さんのところに行ってる」