8月25日(後編)

あー…この状況といい、雰囲気といい、やばい気がするのは気のせいかな。

…気のせいであってほしい…!


「飛鳥、ここでバイトしてたの?」

「あー…うん」

「いつから?」

「1ヶ月前から」


そっか。

飛鳥くんが来て、もう1ヶ月経ったんだ。


なんて呑気なことを考えていないと、この雰囲気に押し潰されそうだった。


「飛鳥、紗良ちゃんがここでバイトしてること知ってて入ったんだ?」

「……」

「それは何で?紗良ちゃんに気でもあるの?」


水樹くんさすがにそれは…


「ごめん慧くん。俺、紗良のこと…」

「……っはぁ……帰ろ、紗良ちゃん」

そう言うと手を繋いで引っ張られる。


「紗良っ、さっきは悪かったよ!」