8月25日(後編)

なんて思っていたけど…

「慧くんはこれだと思う」

そう言って飛鳥くんが1足の靴を指さすと「だよね!わかってんじゃん、飛鳥」と店員さん。


す、すごい…

わたし、水樹くんの好みなんて全然わからない…


これでも一応彼女なのに…。


「彼女ちゃん、慧にはこれさえプレゼントしとけばバッチリだよ」

と笑顔を向けられた。


「はい。じゃ、それをお願いします」

「特別にラッピングは無料にしとくからね」

「ありがとうございます」


お会計を済ませラッピング待ちをしていると、飛鳥くんが声をかけてきた。


「じゃ、俺行くわ」

「え?行くってどこに?」

「紗良と違って暇じゃないわけ。じゃ」

それだけ言うとお店から出て行った飛鳥くん。