まさかここまで知られているとは…

どこでそんな情報を?


あ〜気になる!

こんなんじゃ、余計ミスしそうだよ〜!

って飛鳥くんのことより、今は水樹くんのことを考えないと。


もう、誕生日まで10日を切っている。

それなのに、まだプレゼントを準備できていないどころか、買うものも決めきれていない。


平野くんの連絡先さえ知っていれば、水樹くんの欲しい物を聞き出せただろうに…。


どうしよう…

このままじゃ、プレゼントなしになってしまう。


「夏目ちゃん休憩いいよ」

と店長の声にハッとする。


気づくと飛鳥くんの姿も消えていた。

そうだった…

今日は飛鳥くんと時間が丸々同じなんだった。