そう言って立ち上がる慧くん。
「あ、えっと…じゃ、わたしも帰るっ」
と立ち上がると驚いた表情をされた。
「紗良ちゃん、次っていつ時間作れる?」
「え、」
「次はちゃんと約束して会いたい。色々話したいこともあるし」
「……」
「嫌、かな?」
俯く顔を覗きこんでくる慧くんにドキッとする。
あの頃もよくそうやって覗きこんできてたっけ。
そういうことさえも、今は懐かしく感じてしまう。
「もし、時間作ってくれるならここに連絡して?スマホ変えて番号とか変わったから、これが新しい番号」
とメモ用紙を渡された。
そのまま何も言うでもなく、居酒屋を出て行った慧くんの後ろ姿が忘れられずにいた。
もちろんわたしだって話したいことは山のようにある。
でも、気持ちが追いつかない。
ドキドキドキドキ…
今はこの鼓動をしずめるのが精一杯だ。
それからアパートまでどうやって帰ったのか記憶は曖昧だった。
「あ、えっと…じゃ、わたしも帰るっ」
と立ち上がると驚いた表情をされた。
「紗良ちゃん、次っていつ時間作れる?」
「え、」
「次はちゃんと約束して会いたい。色々話したいこともあるし」
「……」
「嫌、かな?」
俯く顔を覗きこんでくる慧くんにドキッとする。
あの頃もよくそうやって覗きこんできてたっけ。
そういうことさえも、今は懐かしく感じてしまう。
「もし、時間作ってくれるならここに連絡して?スマホ変えて番号とか変わったから、これが新しい番号」
とメモ用紙を渡された。
そのまま何も言うでもなく、居酒屋を出て行った慧くんの後ろ姿が忘れられずにいた。
もちろんわたしだって話したいことは山のようにある。
でも、気持ちが追いつかない。
ドキドキドキドキ…
今はこの鼓動をしずめるのが精一杯だ。
それからアパートまでどうやって帰ったのか記憶は曖昧だった。



